淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
冷蔵庫の上2段が麻里奈、下2段が鈴子のテリトリーになっている。
が、上2段にあるのは卵がひとつだけだった。

いつもなにかしら食べ物のストックを置いておくのだけれど、すべて食べきってしまっていたみたいだ。
「どうして私の分を買って来てくれないの?」

文句を言いつつリビングへ戻ると「だって麻里奈は家で食べるかどうかわからないじゃん」と、言われてしまった。
確かにその通りなので言い返すこともできない。

かといってこのままなにも食べないでいるわけにはいかない。
さすがに朝方までエッチしていればお腹はすく。

「仕方ない。コンビニ行ってくるか」
マンションを出て何分も歩かないうちにコンビニがあるのは麻里奈も鈴子もお気に入りの点だった。
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