淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
チラッとした顔が見えなかったけれど、麻里奈好みの色白好青年であったことには間違いない。
麻里奈はしばらくその場で男性の背中を見送り、そして大慌てで部屋に戻った。

バタンッと玄関を閉めてドタドタと足音を立ててリビングへ戻る。
鈴子がキョトンとした顔で麻里奈を見て「もうコンビニに行ってきたの?」と、聞いてきた。

麻里奈はそれには返事をせずに鈴子の隣に勢いよく座った。
ソファのスプリングがきしんだけれど、それも気にしなかった。

「あの人、誰!?」
「あの人?」

突然の問いかけに鈴子は首をかしげる。
「隣のイケメン!!」

麻里奈が壁越しに隣の部屋を指差した。
すると鈴子がようやく理解したよういう様子で「あぁ。昨日の夕方挨拶に来たよ。新しい入居者さんだって」
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