ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~
食堂でみんな脇田にもらった地方の銘菓を手に珈琲を飲む。
「ムラマサって、あれだろ。
アレク○みたいな、AI音声認識サービスだろ」
そう言うと、えっ? とあやめが声を上げる。
「なんで、そのこと知ってるんですか? 脇田さん」
「なんでって……。
ムラマサ、取引先の会社が作ろうとしてるやつだから。
スムーズにプロジェクト進んでないらしいけど。
もう、そういうやついろんな会社から出てるだろ?
今更新しいの出してもって、古株連中が言ってるらしくて。
あの会社の何十周年プロジェクトとかの中に、確か載ってたよ。
下の方にだけど。
えーと、確か、社長の義理の息子がリーダーなんだよな。
村正っていう……
そうそう。
小久保村正。