ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
「ぬいぐるみは関係なかったみたいだね。後はオモチャとか、絵本かな」




しゃがみこんでぬいぐるみを確認していた春美が腰を上げて言う。

星型のオモチャとか、星が出てくる絵本は無数にありそうに思える。

とにかく、捜索を続けるしかない。

梨乃は気を取り直すように息を吸い込んで本棚へと足を向けた。

背の低い本棚は側面が虹色に塗られていてカラフルだ。

背も低く、差し込まれている本も絵本や児童書ばかりで、子供が好きそうなものばかりだった。

幼い頃に梨乃も読んだことのある絵本が何冊かあって、こんな状況なのに懐かしい気持ちになる。

ほんの一時、嫌な現実を忘れられた気がした。




「これ、懐かしいな」




おもちゃ箱を探していた文秋が飛行機のオモチャを手にとってつぶやいた。




「電池を入れたら光ながら走るんだ」
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