ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
「ゾンビはまだ動き出すかもしれない。早く星マークを特定しないと」




文秋がすぐに動き出した。

けれど紙は水の下で、今はゾンビの体の下敷きになってしまっている。

まずはソンビを移動させないと、紙を確認することができない。

梨乃はゴクリと唾を飲み込んでゾンビに近づいた。

灰色の髪の毛が水の中でゆらゆらと揺れている。

それは今にもガバッ! と身を起こして襲いかかってきそうで、梨乃を躊躇させる。




「大丈夫。俺がついてるから」




文秋が花瓶を両手で握りしめて梨乃の横に立った。

ゾンビをバッドで殴ったときにはひどく後悔していたけれど、今は気にしている場合じゃないと気がついたみたいだ。

なにがあっても、自分が友人を守る。

文秋からはそんな強い決意を感じられるようになっていた。

梨乃は文秋をチラリと見て大きく頷く。

わかってる。

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