ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
本棚の戸は自動でゆっくりと閉まっていく。

ゾンビはすぐ目の前まで迫ってきていて、梨乃は思わず身を固くする。

ゾンビが手を伸ばして梨乃の足を掴むのと、本棚の戸が閉まるのはほぼ同時だった。




「キャア!!」




本棚の戸はゾンビの腕が挟まっていても容赦なくガシャンッと音を立てて閉まった。

梨乃の足首を掴んでいる腕だけが通路に取り残される。




「梨乃!?」




春美が振り向いたとき、ゾンビの手は力を失ってボトリとその場に落ちたのだった。
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