ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
春美は途中のコンビニで買ってきたというスポーツドリンクを一口飲んで言った。

体験型新作ゲームなんて、梨乃だって楽しみで仕方がない。

今日はよく晴れているし、なんだかいい1日になりそうな気がする。

わくわくする気持ちを押さえきれずにいると、1台の黒いバンが梨乃たちの前に停車した。

助手席のドアが開いて灰色のスーツを着た30代後半くらいの男性が出てくる。

髪の毛はピッチリと整えられていて、爽やかな香水の香りがする。

誰だろう?

梨乃と春美がそう思っている横で、文秋の目が輝いた。

興奮したように男性に近づいていく。




「あ、あの、スターダムの方ですよね!?」




文秋の声が裏返っている。

声をかけられた男性はにこやかな表情になって、胸ポケットから名刺を取り出した。

< 15 / 179 >

この作品をシェア

pagetop