ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
文秋がつぶやいて通路の壁を叩き始めた。

壁がゴゥンゴゥンと響くような音が鳴っている。

通気口の中にいるような雰囲気だ。




「この壁、きっとそんなに頑丈なものじゃないよね。それなら壊せるかもしれない」




期待を見せたのは春美だった。

薄暗い通路の中を今一度確認してみると、あちこちにつぎはぎの溶接の後や、ネジが突き出したところが見える。

梨乃の顔にも希望が生まれた。




「このネジを外すことができれば、外に出られるんじゃない!?」




ドライバーなどは持っていない梨乃は少し伸びた親指の爪をネジ穴に差し込んだ。




「そんなことしたら爪が割れるぞ!」



「ここで死ぬよりはマシでしょう?」
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