ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
☆☆☆



「文秋! 文秋、お願いここを開けて!」




目の前で閉じられたドアを梨乃が両手で叩く。

ガンガンと音が響くが、ドアはびくともしない。




「うそでしょ。本当に1人で行くなんて!」




後ろから春美がうろたえた声を上げる。

どうにかしてドアを開かないと、文秋が死んでしまうかもしれない。

梨乃は通路に体を横にすると、今度は足でドアを蹴破ろうとする。

けれど、それもびくともしなかった。

さっきまでは簡易的や通路だと思っていたけれど、それは見せかけだけだったのかもしれないと感じ始める。

少なくてもこのドアはかなり頑丈な作りになっている。
「どうしよう、梨乃……」




春美の不安そうな声が不穏な空気と共に聞こえてきたのだった。
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