紅色に染まる頃
「あはは!そんなこと言ったの?あなた達」
屋敷に戻り、和菓子を食べながら話をすると、母と祖母は面白そうに笑った。
「見たかったわー、その時の皆様のお顔」
「本当に。想像しただけで愉快だわ」
「だいたい、まだあの会が続いているのにもびっくりよ。お義母様ももう何年もいらしてないのでしょう?」
母の言葉に祖母は頷く。
「あんなつまらない集まり、行く訳ないわ。見栄の張り合いに昔の自慢話。あー、やだやだ。一気に老け込んじゃうわ」
祖母は顔をしかめた後、和菓子を口に入れて笑顔になる。
「それにしても、ここの和菓子はいつも本当に美味しいわね」
「そうそう、おばあ様。帰りがけに『京あやめ』のご主人に声をかけられたの。京都の隠れ宿、楽しみにしていますって」
「あら、そうなの?本物の職人さんにそんなふうに言われるなんて。頑張らないとね、美紅」
「ええ。おばあ様もお力を貸してくださいませ」
「もちろんよ。中身のないつまらない集まりに行くよりも、こちらの仕事の方がよっぽど楽しいもの。紘も美紅も、もうあの会には行かなくていいからね」
「はい」
その後も皆で楽しく和菓子を味わった。
屋敷に戻り、和菓子を食べながら話をすると、母と祖母は面白そうに笑った。
「見たかったわー、その時の皆様のお顔」
「本当に。想像しただけで愉快だわ」
「だいたい、まだあの会が続いているのにもびっくりよ。お義母様ももう何年もいらしてないのでしょう?」
母の言葉に祖母は頷く。
「あんなつまらない集まり、行く訳ないわ。見栄の張り合いに昔の自慢話。あー、やだやだ。一気に老け込んじゃうわ」
祖母は顔をしかめた後、和菓子を口に入れて笑顔になる。
「それにしても、ここの和菓子はいつも本当に美味しいわね」
「そうそう、おばあ様。帰りがけに『京あやめ』のご主人に声をかけられたの。京都の隠れ宿、楽しみにしていますって」
「あら、そうなの?本物の職人さんにそんなふうに言われるなんて。頑張らないとね、美紅」
「ええ。おばあ様もお力を貸してくださいませ」
「もちろんよ。中身のないつまらない集まりに行くよりも、こちらの仕事の方がよっぽど楽しいもの。紘も美紅も、もうあの会には行かなくていいからね」
「はい」
その後も皆で楽しく和菓子を味わった。