知人の紹介で
定番となった志信とのお出かけ。今日は初めて二人でプラネタリウムを訪れていた。
「プラネタリウムは小学生の頃以来かも」
「そうなんだ。僕も久しぶりだな」
「今度さ、天体に関する勉強してみない?」
「いいね。実際に夜空を観察しながらなんてのも楽しいかもしれない」
「確かに。楽しそう。今日はちょうどいい予習になるかもしれないね」
「そうだね。しっかり覚えておかないと」
上映前の時間にそんな会話を楽しみ、館内が暗くなれば、二人は頭上のスクリーンへとその目線を向けた。
小学生以来のプラネタリウムは想像していたよりもずっとずっと感動するものだった。プラネタリウム自体のクオリティーが上がっているというのもあるだろうし、当時はまだ知らなかった知識を身につけた上で見ているからというのもあるだろう。視界一杯に広がる星空を眺めるのはなんとも贅沢で、しかも新たな知識欲を刺激されて、上映終了までがあっという間だった。
上映終了すれば、衣月は自分の味わった感動を志信と分かち合いたくなった。その気持ちのままに志信のほうへ顔を向けてみれば、志信も衣月のほうへ顔を向けている。二人ともまだ体を倒した状態になっていて、思ったよりも近い距離感で二人の視線が合った。
その瞬間、なぜだか衣月の心臓は急にいつもと違うリズムを刻みはじめ、まるで全力疾走したかのような苦しさを覚えた。ドッドッと心臓が強く脈打ち、口からその臓器が飛び出てしまいそうな感覚に陥る。衣月はそれが怖くてキュッと強く目をつむり、どうにかそれを治めようとふーっと息を吐き出した。何度か吸って吐いてを繰り返す。十回は繰り返しただろうか。ふと隣から志信の心配そうな声が聞こえてきた。
「元宮さん? 大丈夫?」
その声に応えるように恐る恐る目を開いてみれば、志信は体を起こした状態で、衣月を心配そうに見つめている。
深呼吸の効果か、先程の激しい鼓動は治まっており、苦しさもなくなっていたから、衣月も体を起こして、「大丈夫」と返した。
その後は変な動悸が起こることもなく、志信とプラネタリウムの感想などを語り合って過ごした。
「プラネタリウムは小学生の頃以来かも」
「そうなんだ。僕も久しぶりだな」
「今度さ、天体に関する勉強してみない?」
「いいね。実際に夜空を観察しながらなんてのも楽しいかもしれない」
「確かに。楽しそう。今日はちょうどいい予習になるかもしれないね」
「そうだね。しっかり覚えておかないと」
上映前の時間にそんな会話を楽しみ、館内が暗くなれば、二人は頭上のスクリーンへとその目線を向けた。
小学生以来のプラネタリウムは想像していたよりもずっとずっと感動するものだった。プラネタリウム自体のクオリティーが上がっているというのもあるだろうし、当時はまだ知らなかった知識を身につけた上で見ているからというのもあるだろう。視界一杯に広がる星空を眺めるのはなんとも贅沢で、しかも新たな知識欲を刺激されて、上映終了までがあっという間だった。
上映終了すれば、衣月は自分の味わった感動を志信と分かち合いたくなった。その気持ちのままに志信のほうへ顔を向けてみれば、志信も衣月のほうへ顔を向けている。二人ともまだ体を倒した状態になっていて、思ったよりも近い距離感で二人の視線が合った。
その瞬間、なぜだか衣月の心臓は急にいつもと違うリズムを刻みはじめ、まるで全力疾走したかのような苦しさを覚えた。ドッドッと心臓が強く脈打ち、口からその臓器が飛び出てしまいそうな感覚に陥る。衣月はそれが怖くてキュッと強く目をつむり、どうにかそれを治めようとふーっと息を吐き出した。何度か吸って吐いてを繰り返す。十回は繰り返しただろうか。ふと隣から志信の心配そうな声が聞こえてきた。
「元宮さん? 大丈夫?」
その声に応えるように恐る恐る目を開いてみれば、志信は体を起こした状態で、衣月を心配そうに見つめている。
深呼吸の効果か、先程の激しい鼓動は治まっており、苦しさもなくなっていたから、衣月も体を起こして、「大丈夫」と返した。
その後は変な動悸が起こることもなく、志信とプラネタリウムの感想などを語り合って過ごした。