雲のように遠いあなたは。

「紬ー!給食食べたらもう帰れるって始業式は楽でいいね〜」

「そうだねー!私は、早く塾に行きたい!」


そんな私を見て、二葉は「そんなに塾を待ち遠しくしているのは紬だけだよ」と呆れながら笑っていた。


私もそう思う。


というか、先生を好きになっていなかったら、私だって普通に塾なんて面倒くさいと思っていた。
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