授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「いや。可愛いなって、つい……」

「……っ!?」

「顔、真っ赤で可愛い」


 侑埜さんは私の頬に触れると、髪にキスを落とした。


「……お腹空かない? 大丈夫?」

「あ、そうですね。少しお腹空きました」

「じゃあ、ルームサービス頼もう」


 そう言って、ルーム内にある電話で侑埜さんはルームサービスの朝食を頼んでくれてその間に私は散らばっている下着を身につけてワンピースを着た。

 それから十五分ほどで、朝食は運ばれてきた。

 アメリカンブレックファーストでエッグベネディクトにソーセージやベーコンの付け合わせにサラダ、野菜のスープにヨーグルト、モーニングブレッドがついたメニューだ。


「美味しそうですね! 豪華です」 

「うちの自慢のモーニングだよ。だけどルームサービスは特別メニューなんだよね」

「そうなんですか? すごい」


 確かに、ホテルKARAHASHIは全国のラグジュアリーホテルの中で五つ星を毎年獲得している高級宿泊施設で国内外で有名だ。

 その中でもベリが丘タウン内のここは最上級なのだから、朝食も豪華で当たり前かぁ……

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