両片想い政略結婚~執着愛を秘めた御曹司は初恋令嬢を手放さない~
すでに直視できないくらいかっこいいのに、昨日より今日、今日より明日と余裕と色気を身に付けていき、年を重ね人生の厚みと渋さまで兼ね備えてしまったら……。
数十年後。おじさまになった翔真さんの姿を思い浮かべると血圧が上がった。
どうしよう、想像するだけで破壊力がすごすぎる。
「私の心臓、絶対持たないです……」
このままじゃ早死にするに違いない。本気で不安になりながらつぶやくと、聞いていた萌絵さんはくすくすと肩を揺らして笑った。
「彩菜ちゃんは旦那様が大好きなのね」
「はい。本当に大好きです」と素直にうなずく。
「そして大好きすぎて、彼の前だと無口になっちゃうのよね?」
憐れむような表情で見つめられ、私は力なくうなだれた。
「そうなんです……。さっきも翔真さんが現れた途端私が無口になったので、カメラマンの佐野さんに不思議がられてしまいました」
自分の言動を後悔してため息をつく。
翔真さんがいると緊張して表情が硬くなったり言葉が出なくなるのは、小さなころからのくせだった。
年上の彼に子どもだと思われたくない。女性として意識してもらいたい。
そんな想いが強すぎるせいかもしれない。
「素の彩菜ちゃんはこんなに明るくておしゃべりなのにね」
萌絵さんの言葉を聞きながら、自分の未熟さと不器用さを痛感して少し落ち込んでしまった。
数十年後。おじさまになった翔真さんの姿を思い浮かべると血圧が上がった。
どうしよう、想像するだけで破壊力がすごすぎる。
「私の心臓、絶対持たないです……」
このままじゃ早死にするに違いない。本気で不安になりながらつぶやくと、聞いていた萌絵さんはくすくすと肩を揺らして笑った。
「彩菜ちゃんは旦那様が大好きなのね」
「はい。本当に大好きです」と素直にうなずく。
「そして大好きすぎて、彼の前だと無口になっちゃうのよね?」
憐れむような表情で見つめられ、私は力なくうなだれた。
「そうなんです……。さっきも翔真さんが現れた途端私が無口になったので、カメラマンの佐野さんに不思議がられてしまいました」
自分の言動を後悔してため息をつく。
翔真さんがいると緊張して表情が硬くなったり言葉が出なくなるのは、小さなころからのくせだった。
年上の彼に子どもだと思われたくない。女性として意識してもらいたい。
そんな想いが強すぎるせいかもしれない。
「素の彩菜ちゃんはこんなに明るくておしゃべりなのにね」
萌絵さんの言葉を聞きながら、自分の未熟さと不器用さを痛感して少し落ち込んでしまった。