甘やかで優しい毒〜独占欲強めな彼に沼る
俺の顔色を見ながらニタニタと彼女を口説く。彼女は、真面目に「好きな人がいるので…」と頬を染めて断る姿に、もう、その場で押し倒したいと思うほど、可愛いかった。
その反動が、まぁ、後でいろいろと。
避妊せずに抱いた回数の方が多く、彼女のお腹に、俺たちの子ができたかも知れない。
後は、彼女を結婚という鎖で縛るだけ…
お腹が大きくなる前に入籍して、結婚式までのプランは、既にできていた。
皆の前で結婚前提の交際宣言までする、こんな俺に捕まっても彼女は、笑ってくれる。
自分も俺の全てを知りたいからと。
愛してるんだ…
君が思う以上に、俺の愛は深く根深い。
例え、心が離れても、体は離れないよう依存させて、子供を理由に閉じ込めようと考えるほど、俺の愛は深く真っ暗なのだ。
深く深く愛の沼に溺れてしまえと、ウェディングドレス姿の無邪気な彼女に微笑む。
「誓いのキスを」
神父の声がかける。
「愛してるよ」
「私も愛してます」
お互いを抱きしめ誓いのキス…
チャペルの鐘が、高らかに鳴った。
彼女のお腹にいる俺たちの子も、いつか、運命の相手に出会って、俺のように執着するのだろう。
≪ end ≫


