甘やかで優しい毒〜独占欲強めな彼に沼る
着ていたセーターとインナーを頭から抜きとっている間に、男は、ブラのホックを外し腕から抜き放り投げた。
そして、ジーンズのホックを外しショーツと一緒に脱ぐ姿を見ていた男。
「やばッ…エロい体してると思ってたけど、想像以上だ」
肩から肌をなぞる手のひらに、なぜかゾワリと背筋が粟立つ。
顎を掴まれて視線が絡み、唇が重なる。
貪るように唇を喰まれ、舌を絡めながら男もジーンズと一緒にボクサーパンツも脱いで足先で放り投げ、私とキスしたまま抱きあげ、浴室内に入るのだ。
温かい浴室内で、ありえない事態が私に起こっている。
うそ…うそでしょ。
「あっ、ぁぁああ、ダメ…やぁぁ…」
彼の指でいかされ、初めての感覚にしがみついている。
「はぁっ…クソ可愛いな。もっとだ。もっともっと、溺れろ」
手加減などなく、掴まれるのは男の体のみ。
快感に逃げをうつ体を、更に追い込まれて唇にキスされ、声ごと食べられるような荒々しいキスなんて初めてで、その場にズルリとヘタリこんでしまった。
こんなのおかしい…
まだ、ほんの序の口なのに私の体は快感に追い込まれている。
「立てるか?」
「無理かも」
「なら、ちょっと休憩な」