音楽を捨てた天才少女は光を奏でる
でもこれで受かることはないだろう

…そう思ってたんだけど

ーーー数日後ーーー

「奏音〜結果が来たぞ〜!」

「は〜い!」

どうだったかな?ってどーせ落ちたんだろうけど

「どうだった?」

「まだ開いてない…開いたっ!」

え〜っと結果は……は?

「どうだった?」

「ごーかく?は?なんで?」

え?結構難関校だよね?違ったっけ

私落ちるつもりで受けたよね?あれ?

「やっぱりな〜奏音なら受かると思ってたよ!」

いやいや、私は落ちると思ってたから

実は合格率99%だったとか?それなら受かっててもおかしくないかもしれないけど…

「全寮制だから寮生活だぞ!」

ちょ!?聞いてないんだけど…

「無理だよ無理っ!辞退する!」

「残念だったな。この学校は合格したら絶対に入らないといけないんだよ」

そ、そんな…もう音琴高校に行くしかないの!?

「明日から学校だから準備しとけよ〜受かると思ってたから荷物はもうまとめてあるし!」

はっ!だから昨日部屋の家具とか色々減ってたのか!

「いやその時点で気づけよ」
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