音楽を捨てた天才少女は光を奏でる
さっきから私は喋ってないのにお父さんが一人で喋ってるけど心の声と会話がつながっている!もしやエス「パーじゃないぞ!全部声に出てるから」

…そうだったか

あー…明日から高校に通わないといけないのか

……めんどくさいな

「もう寝るね〜おやすみっ!」

「は?まだ18時だけど バタン はぁ…」

お父さんがなにか言っていた気がするけど無視してベットにダイブする

「はぁ〜もぉーどーでもいーや…ねよ」

そして私は深い眠りに落ちた

これは…小さい頃の私?
ヴァイオリンを楽しそうに奏でて
見ているこっちも笑顔になれるくらいのとびっきりの笑顔をしている
…これから起きることなんて1ミリも知らずに

「聞いて聞いて!
新しくこの曲が弾けるようになったんだよ!」

♪♪♪♬♪♬♬♪♪♪♬

「あら!とっても上手ね〜
奏音の音楽は聞くたびに成長するから聞いていて飽きないわぁ〜」

「えへへっ!お母さんに褒めてもらえるように頑張ったんだよ!」

「あらっ!いい子にはご褒美をあげなくっちゃね
…はいっ!あ〜ん
おいし?」
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