音楽を捨てた天才少女は光を奏でる
そこで目が覚めた

「嫌な夢、見ちゃったな…」

というか入学するのって今日だっけ?
入学じゃなくて転入だけど

「お父さ〜ん!おっはよー!」

「おぉ!奏音は今日も元気だな!
学校に通えるのが嬉しいのか!」

「そんなわけ無いでしょ〜?空元気だろうと笑顔でいなきゃやってられないの」

笑顔でにこ〜ってしたらお父さんがビクッて震えていて面白かった!

「お詫びに今日の朝ご飯は奏音が好きなフレンチトーストを用意したから!
コレでどうか許してくれっ!」

そんなの許すわけな…

「しょうがないなぁ
今回だけだからねっ!」

好物を目の前にして怒れるわけ無いじゃん!?

「因みに制服とかは奏音の部屋においておいたからな
変装道具も一応は準備しているから使いたかったら使ってもいいぞ」

「それって試験受けに行ったときと同じやつ?」

「もちろん」

「じゃあしていく」

一応昔はバンバン賞とか取ってたし顔は変わってるかもしれないけどバレたら面倒

因みに変装は前髪が目にかかるくらいの長さがある黒髪ロングのウィッグ
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