宝石みたいな婚前同居〜一夜限りのはずが強引御曹司に迫られています〜
もっと一緒にいたい。もっと彼女のことが知りたい。
彼女のことが欲しい。
酔いもあってか、初めての感情に自分自身戸惑いを隠せずにいた。
だが頭で考えるより感情で動いていた。
彼女は赤らんだ顔を俯いてから、真っ直ぐに俺を見返す。
「あなたこそ、この後の予定はないんですか?」
それが彼女なりのアンサーだった。
バーを出て、二人並んでホテルに行った。
この時程金剛グループの身内であることを誇りに思ったことはない。電話一本でスイートルームを用意してもらえるのだから。
昼間はつまらないパーティー会場だったホテルが、夜は彼女との未知の逢瀬の場所となる。
昂る感情を抑えられず、部屋に入った途端盛りのついた獣のように彼女の唇を貪っていた。
「ん……、ふ……っ」
壁に押し付け、口をこじ開けて舌を挿入させ、唾液毎彼女の舌を絡めとる。
キスだけで甘くて痺れるような感覚に陥るのは初めてだった。
その後はただ本能のままに彼女を求めた。
彼女の乱れた息遣いも、甘い嬌声も、恥じらいながら俺にしがみついて求めてくれる姿も全部が愛おしいと思った。
「ん……っ、ぁ……っ」
こんな風に誰かを愛おしいと思ったことさえなかった俺は、自分自身を制御できないまま欲望のままに彼女を求めて果てた。