宝石みたいな婚前同居〜一夜限りのはずが強引御曹司に迫られています〜
子どもの頃からセレブ育ちだと思っていたのに、普通の子どもらしい一面もあったなんて意外すぎる。
「河原でキャンプする時なんてずっと小石を拾っていたな」
「そうなんですか」
その時、ふと思った。
宝さんは取り巻く環境が私とは差がありすぎて勝手に線を引いていたけど、案外そうでもないのかもしれない。
私もまだこの人のことは知らないことばかりだ。
「結瑠こそ結婚願望がないのになんでウェディングプランナーになったんだ?」
「子どもの頃に参加した結婚式がものすごくキラキラしていて憧れてたんです。その時はまだ花嫁さんになりたいって思ってたんですよね。
真剣に目指そうと思ったのは就活の時です。ブライダル業界だけじゃなく他の業界も見てたんですが、説明会で感動しまして」
二人の大切な晴れの日をプロデュースするという仕事にやり甲斐を感じた。
主役の新郎新婦だけでなく、ご家族やご友人たちにとっても大切な日のため、真心込めてお手伝いできることなんて素晴らしいと思ったのだ。
何より説明会で話してくれた先輩プランナーの生き生きとした姿に憧れた。
自分もこんな社会人になりたいと思った。
「自分は結婚に興味なくても、やっぱり結婚式って素敵だし感動するじゃないですか。感謝されると嬉しいし、大変だけどやり甲斐があります」
「それはすごくわかる」