宝石みたいな婚前同居〜一夜限りのはずが強引御曹司に迫られています〜


 良い報告って……全くもう。
 まあでも、マミちゃんに話を聞いてもらえてよかった。

 私はお店を出てから宝さんを待つ。
 迎えはいらないと言ったけど、行くと聞かないのでお店の位置情報を送った。

 こういう言い出したら聞かない強引さは相変わらずだ。
 でも嫌な感じはしない。私を心配してくれる気持ちがわかるから。

 でもちょっと心配しすぎのような気もする。

 あっ、もしかして……この前酔い潰れた時あまりにも酷かったとか!?
 あの時のことはあまり話してないけど、実は言えない程酷かったのかもしれない。

 やだな、やっぱり何かやらかしてないかちゃんと聞いた方がいいかな――。


「あの、すみません」


 突然誰かに声をかけられた。
 スーツを着た若い男性だった。


「お一人ですか?」


 急に何なのだろう、この人……。


「人を待っています」

「そうなんですか。僕も人を待ってまして、ちょうどあなたみたいな方を」

「はい?」


 本当に何なの?
 明らかに不快感を露わにした視線を送っているが、男性は構わず一方的にペラペラ喋る。


「よかったら連絡先交換しませんか?」

「はあ!?」

「僕この辺りのおすすめのお店沢山知ってますよ。よかったら一緒に、」
「行かない」


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