私が一番近かったのに…
一番に自分を頼ってきてくれたことが、素直に嬉しかった。
たかがそんなことで、私は舞い上がってしまった。まだ離れたくない。もう少しだけ傍に居たい。
大丈夫。もう勘違いしたりしないと、覚悟を決めたから。
だから神様。どうか今だけは…。彼の傍にいることをお許しください…。
「ありがとな。あともう一つお願いがあって。図々しいと分かっていてのお願いなんだが、今日も幸奈ん家に泊めてくれないか?」
やっぱり愁にとって私は、ただの都合のいい女でしかなかった。
利用されていると分かっていながらも、わざと気づかないふりをしてまで、彼の傍に居たかった。
「いいよ。家に泊まりなよ」
そっと後ろから近づき、愁の腕に自分の腕を絡めた。今の私にできる最大限の勇気を振り絞った。
「ったくお前は。あのな?むやみやたらに男の腕に自分の腕を絡めようとするな。
もし、その男が最低野郎だったら、幸奈みたいな純粋無垢な女は、取って食われちまうかもしれないぞ?」
散々、私のことを好き勝手食べ散らかしたくせに、一体どの面下げて説教しているつもりなのだろうか。
それに私は知ってしまったのだ。愁が与えてくれる熱の気持ちよさを…。
今更もう遅い。まだ何も知らなかった頃の私には、もう戻れないのだから。
「だって、愁が家に来たいって言うから。それで…その……」
「来たいって言ったら、そうやって誰にでも同じことをするのか?」
「しない。愁にだけだよ」
愁以外に身近な存在の異性が私にはいない。ささっと愁の傍を離れて、合コンに行けばいいのに…って、何度も自分にそう言い聞かせた。
自ら茨な道を選択しなくてもいいのに、私は不幸な道ばかり選択してしまう。
もしかしたら私は、幸せになれないタイプなのかもしれない。
「まだ俺しかあの家に入ったことがないのか。すげー嬉しい」
嬉しいなんて言葉を使えば、私が期待するってことくらい分かってるはず。
でももうそんなことくらいで、一々期待しないって決めたから、すぐに感情を押し殺した。
大丈夫。私ならできると、自分の中で何度も言い聞かせた。
「へぇー。嬉しいんだ。でも、どうしてそんなに嬉しいの?」
「そりゃ嬉しいよ。だって、俺だけが特別なんだって思えるから」
たかがそんなことで、私は舞い上がってしまった。まだ離れたくない。もう少しだけ傍に居たい。
大丈夫。もう勘違いしたりしないと、覚悟を決めたから。
だから神様。どうか今だけは…。彼の傍にいることをお許しください…。
「ありがとな。あともう一つお願いがあって。図々しいと分かっていてのお願いなんだが、今日も幸奈ん家に泊めてくれないか?」
やっぱり愁にとって私は、ただの都合のいい女でしかなかった。
利用されていると分かっていながらも、わざと気づかないふりをしてまで、彼の傍に居たかった。
「いいよ。家に泊まりなよ」
そっと後ろから近づき、愁の腕に自分の腕を絡めた。今の私にできる最大限の勇気を振り絞った。
「ったくお前は。あのな?むやみやたらに男の腕に自分の腕を絡めようとするな。
もし、その男が最低野郎だったら、幸奈みたいな純粋無垢な女は、取って食われちまうかもしれないぞ?」
散々、私のことを好き勝手食べ散らかしたくせに、一体どの面下げて説教しているつもりなのだろうか。
それに私は知ってしまったのだ。愁が与えてくれる熱の気持ちよさを…。
今更もう遅い。まだ何も知らなかった頃の私には、もう戻れないのだから。
「だって、愁が家に来たいって言うから。それで…その……」
「来たいって言ったら、そうやって誰にでも同じことをするのか?」
「しない。愁にだけだよ」
愁以外に身近な存在の異性が私にはいない。ささっと愁の傍を離れて、合コンに行けばいいのに…って、何度も自分にそう言い聞かせた。
自ら茨な道を選択しなくてもいいのに、私は不幸な道ばかり選択してしまう。
もしかしたら私は、幸せになれないタイプなのかもしれない。
「まだ俺しかあの家に入ったことがないのか。すげー嬉しい」
嬉しいなんて言葉を使えば、私が期待するってことくらい分かってるはず。
でももうそんなことくらいで、一々期待しないって決めたから、すぐに感情を押し殺した。
大丈夫。私ならできると、自分の中で何度も言い聞かせた。
「へぇー。嬉しいんだ。でも、どうしてそんなに嬉しいの?」
「そりゃ嬉しいよ。だって、俺だけが特別なんだって思えるから」