病弱な妹に全てを搾取されてきた令嬢はもう何も奪わせない
「ミリアクト伯爵にはもう話はしてある。すぐに手続きをしてくれるそうだ。お前には失望したよ、コレット」
「ディオン様……コレットお姉様を責めないでくださいませ。きっと何か理由があってこんなことをしたと思うの。それにわたしはコレットお姉様がダメな人でも、ずっと一緒にいてあげたいと思っているのよ?」
「……!」
「これからもここにいて、わたしたちを支えていいから。ね?」
その言葉にゾッとして全身に鳥肌が立った。
リリアーヌとずっと一緒にいるなんて死んでもごめんだ。
そう心が叫んでいた。
「リリアーヌは優しいんだな」
「…………」
「ありがとうございます。ディオン様」
「それに比べてコレットは……」
当然のようにリリアーヌとコレットが比べられて、コレットが悪いと責められるのはいつものことだ。
(それに比べてコレットは……?あなたにだけは言われたくない。もう、この男と一緒にいるのはうんざりだわ)
コレットは怒りと悔しさから手のひらをグッと握る。
「コレットお姉様は〝可哀想〟な人だから、わたしもお姉様を許すわ」
「リリアーヌの優しさに感謝したほうがいい。それから己の身のふり方に気をつけるように。伯爵家を継げないお前に口を出す権限はないんだよ」
その言葉を聞いた瞬間、コレットの中で何かが壊れた。
「ディオン様……コレットお姉様を責めないでくださいませ。きっと何か理由があってこんなことをしたと思うの。それにわたしはコレットお姉様がダメな人でも、ずっと一緒にいてあげたいと思っているのよ?」
「……!」
「これからもここにいて、わたしたちを支えていいから。ね?」
その言葉にゾッとして全身に鳥肌が立った。
リリアーヌとずっと一緒にいるなんて死んでもごめんだ。
そう心が叫んでいた。
「リリアーヌは優しいんだな」
「…………」
「ありがとうございます。ディオン様」
「それに比べてコレットは……」
当然のようにリリアーヌとコレットが比べられて、コレットが悪いと責められるのはいつものことだ。
(それに比べてコレットは……?あなたにだけは言われたくない。もう、この男と一緒にいるのはうんざりだわ)
コレットは怒りと悔しさから手のひらをグッと握る。
「コレットお姉様は〝可哀想〟な人だから、わたしもお姉様を許すわ」
「リリアーヌの優しさに感謝したほうがいい。それから己の身のふり方に気をつけるように。伯爵家を継げないお前に口を出す権限はないんだよ」
その言葉を聞いた瞬間、コレットの中で何かが壊れた。