初恋リメイク!
「そこの女子!避けろーー!」
「へ?」
高い位置からの呼びかけに空を見上げると、頭上には大きな影が……。
「ぎゃあーーっ!」
次の刹那、何かが覆い被さり、驚きのあまり悲鳴をあげる。
身体にまとわりつく、薄くて大きい"なにか"。
手足をバタバタさせ、何度ももがくと、ようやく下敷きにされたものから這い出ることができた。
ハアハアと肩で息をしながら、空から降ってきたものを見下ろす。
「ぬ、布……?」
私を恐怖に陥れたものの正体は、三メートル四方の白い布だった。
「なんでこんなものが空から落ちてくるの……?」
不思議に思って首を傾げていると、誰かが裏庭に駆け足でやってくる。
「ごめんね!人がいるなんて思っていなくて……!怪我はなかった!?」
息を弾ませながらやってきたのは、女子生徒だった。
堀内学園では胸元に挿してある学年章を見れば何年生かすぐわかる。
彼女の学年章のローマ数字は『II』。つまり、二年生の先輩ということだ。