ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。
☆☆☆

光は荒い呼吸をしながら眠ってしまった日奈子をジッと見つめていた。
熱のせいで顔が赤く、なんとなく誘われているような気持ちになってくる。

日奈子の額に浮かんでいる小さな汗の粒を見つけると、そっと顔を近づけて舐め取った。
日奈子がかすかに顔を歪めるけれど、起きる気配は見せない。

「無理をさせて悪かった。今日はゆっくり休め」
と呟き、日奈子の頬にキスをしたのだった。
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