幽霊になったあの日から恋をして
作戦が始まる日

私達のすれ違う作戦。

「...」
なんだか気分が重いな...
もしかして昨日の事かな?
昨日は止まらなかっただけだから。
それに誰も聞いてなんかいないし平気だよね。
そうしてぼーっとしていたら。
「...ちゃん。彩ちゃん。」
「はえっ!な、何〜?」
「もうお昼ご飯だよ?」
「えっ?」
早くないかな?
「それより、ご飯一緒に食べないかな?」
あ、うーん。今日はなんだか、一緒に食べたら、悩みを打ち明けちゃいそうだから...
あ、そうだ!
「あなた達に、ぜひやってほしいと言われていた、ゲームをやってこなかったの。その罪悪感で、ご飯食べれないかもしれないから、その...今日は別でもいいかしら?」
「そっか。わかった。でも明日は、一緒に食べようね!」
「うん...」
なんだか申し訳ない事しちゃったな...
それよりどこ行こうかな...
そうだ、屋上に行こう。今日は屋上開いてる日だったはず。
う...眩しい
「あれ?彩ちゃん来たんだね。」
「...。ごめん違う場所来ちゃったのかもしれない。」
「ここ以外屋上はないよ?」
「知ってるわ。」
でもなんで屋上に、行こうとしてたの知ってんだろ。
「もう来ちゃったんだし、ここでご飯食べれば?」
「う...それもそうね。」
もう最悪。聞かれたら言ってしまいそうね。
「...彩ちゃんって悩み事とかあるの?」
「えっ!?あ、無いわよ~」
なんで?まぁでもこいつならすぐ、諦めるだろ。
そう思っていたけど。
次の日になったら、海のせいで海を見ると私の心が変になるようになった。
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