衝撃サイダーマン
そして毎日のように檸檬は星夜に会いに行く。
看護師たちも温かく2人を見守っていた。

星夜の容態が安定し介助の方がついてシャワーも浴びる事ができる許可も出た。

そしてアメリカからお爺ちゃま、お婆ちゃまがお見舞いにやって来た。 
その日も檸檬が星夜の病室に来ていた。

コンコン
「ハイどうぞ。」

「星夜!」とお婆ちゃまが星夜さんに駆け寄った。

「Oh……星夜」とお婆ちゃまは星夜さんの手を握った。
「星夜、気分はどうだ?お、檸檬ちゃん」とお爺ちゃま。

お婆ちゃまが私の方を見て、
「檸檬ちゃん!」と私にも駆け寄って手を握る。
お婆ちゃまは泣き出した。
お爺ちゃまがお婆ちゃまを抱きかかえながら椅子に座らせた。

2人は私たちの姿を見て、私たちの怪我を心配しながらどんな具合か聞いてきた。
< 207 / 243 >

この作品をシェア

pagetop