衝撃サイダーマン
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星夜も檸檬も足を引き摺り気味に歩く。
日常生活には問題ないくらいになった交通事故の怪我。
お互い励ましながら乗り越えた。

今でも天気によって痛みが出る時もある。
それでも2人は命があってこうして生かされている事に感謝している。

星夜が檸檬の手をとり手を繋いで歩く。
抱っこ紐で星夜と対面していた翼がいつの間にか眠ってしまった。

「檸檬、翼が寝たわ。」

「本当だ、気持ち良さそうに寝てるね」

「うん。どんな子になるかなぁ」

「そりゃ〜私たちの子供だから良い子に決まってるよ!」

「そうだな!ウチの子が1番」

「モロ、親バカだね〜私たち〜ハハハ」

「ああ、自分がこんな親バカになるとは思わなかったけどな!ハハハ」
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