衝撃サイダーマン
そして、まるでホテルのロビーのようなエレベーターホールで20階へ
「青山さん、せいちゃんってすごい所に住んでいるのね〜」
「ああ、あの子ね、アメリカから帰国して実家へ戻ると思ったら、築40年のアパートを契約したのよ。たまたまアメリカに住んでるお爺ちゃまとお婆ちゃまが星夜の様子を見に来た時、
そのボロアパートを見て、直ぐにこのマンションを星夜に買ったのよ?」
「パパも、私もボロアパートから実家へ戻るように何回も言ったのにアパートの方が配送センターに近いからって、ずぅーと拒否してたんだけどお爺ちゃまが買ってくれたマンションだから渋々ではあったんだけどこのマンションへ引っ越ししたのよ!
ちょっと変わった子なのよね〜」
「イヤイヤ〜せいちゃんっは凄くしっかりしてるってウチでお父さんと話してたのよ〜。だから今回の件もせいちゃんに任せて安心してるんですよ」
「星夜を褒めて下さってありがとう。あ、長男の北斗もこのマンションなのよ。お爺ちゃまが星夜だけに買う訳にはいかないって言ってね〜
北斗は星夜より上の階なんだけどね。」