衝撃サイダーマン
「え、2軒分も購入されたの?」

「ええ、実はね〜お爺ちゃまは若い頃から薬の研究をアメリカの大学でされてて、その後アメリカの製薬会社で働いて、役員までなった方なのよ。」

「アメリカで……」

「そう。だから私もパパとお付き合いし始めた頃は、パパがドラックストアを起業したばかりでね。プロポーズされて、ご挨拶をアメリカまで行くってパパから聞いた時はビックリしたし、まさかそんな凄いお舅さんだとは知らなかったのよ〜」

「じゃあ、ご主人もアメリカの学校だったの?」

「そう。アメリカの大学を卒業してから日本の薬科大学に通ってたのよ。まあ私も薬剤師を目指しす大学生でパパはかなり年上だったんだけど、サークルが一緒だったのが付き合うきっかけだったの」

「アメリカナイズなイケメンならモテたんじゃあ……」

「まぁね〜だからずぅーと近づかないようにしてたのに、ひょんな事から親しくなっちゃってね〜
何だかわからないうちに結婚してたのよ。
その時、ご縁ってわからないものだなあって思ったわ。檸檬ちゃんもひょんな事でウチのお嫁さんになるかもよ〜ハハハハ」

「お嫁さん……ハハハハないですよ〜イケメン全開になった補佐は早速他部署の女子社員からアプローチされてましたし〜ハハハハ」

「アラ、せいちゃんのイケメンがバレちゃったのかぁ…」

「もう、そろそろ変装もやめ時だったから良かったのよ〜」
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