世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
ランドリー室まで行き、2人の濡れた服を乾燥機に入れ、乾くのを待った。
私は、理仁さんのジャケットを裸の上に羽織り、理仁さんは下だけをタオルで巻いていた。暖かな部屋の中、それだけで十分だった。


もう一度、キスをする。
いやらしい舌の感触が再び私に火をつける。


部屋のソファに押し倒され、私も理仁さんも、わけがわからなくなる程に抱き合った。
水の中では出来なかった行為を、貪るようにする。
舌と指の刺激は、私を絶頂へと導き、壊れそうなくらい何度も悦びを味わった。


そして最後は2人で重なり合い、きっと誰もが到達したことがない最高の場所に上りつめた。


「双葉と結仁は俺が守るから」


「嬉しいです。あなたと一緒にいたい」


「俺も、双葉と一緒にいたい」


今はまだ、これから先の未来は何も見えない。
でも、この瞬間のこの幸せは決して夢ではない。
理仁さんのプロポーズを素直に喜べる自分になれたこと……それがとても嬉しくて、何だかたくさんの人や出来事に感謝が溢れた。
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