年上幼馴染の一途な執着愛
「あんまり眼鏡のイメージ無かったけど、かっこいいね!」


せっかくそう褒めたのに日向からは返事が無くて、不思議に思ってもう一度隣を見上げる。
すると、


「ちょ、今は見んな」

「ふふ、照れてるの? 顔真っ赤じゃん」

「いちいち言うな! 今運転中だから黙って前見てろ!」

「ふふっ、はーい」


顔を真っ赤に染め上げた日向が必死に私の視界から逃げようと顔を背けようとしていた。
恥ずかしかったのか、


「あー……、まじで心臓に悪い」


なんてぼやいていて、私が見ようとするとすぐ左手で私の顔を正面に戻してくる。
そんなやりとりが面白くて、しばらく日向をからかって遊んでいた。



パーキングから五分ほどでスーパーに到着して、二人で一緒に降りる。


「何食べる? 今から作るの面倒だし、出来合いのものとメインは出前でいいだろ?」

「うん。何かお惣菜とおつまみ買っていこう」

「そうだな、じゃあこれとー……こっちも」


カゴを持つ日向が、その中にぽんぽんとおつまみやしょっぱい系のお菓子を入れる。


「日向の家にお酒あるの?」

「まぁ、ビールならある」

「わかった。じゃあなんかビール以外のもの適当に見繕って買おうか」

「そうだな」


その後お酒コーナーに向かい、追加のビールとチューハイも入れていく。


「何か他に欲しいものあるか? デザートとかいる?」

「ううん。大丈夫」

「わかった。じゃあ後はメインを出前とって……」


日向はスマホで軽く食べられるサラダとおかずをいくつか注文してくれて、その足でお惣菜コーナーに寄ってからレジに向かって会計までしてくれた。
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