年上幼馴染の一途な執着愛
「あ、このソファ」


テーブルの前にあるグレーのソファは、一緒に家具屋さんで選んだものだ。
やっぱり日向の部屋はモノトーンやそれに近い色味の家具が多い。
グレーにして大正解のように見えた。
なんか、今さら緊張してきた……。
そわそわしつつ、グレーのソファに腰掛けて日向が戻ってくるのを待つ。


「ごめん、コートこれにかけていいよ。すっかり忘れてた」

「いいの? ありがとう」


麦茶を持ってきた日向の手にはハンガーもかかっており、ありがたくそれを受け取ってコートをかける。


「ん、貸して」


手を出した日向にハンガーごとコートを渡すと、それを玄関に持っていってくれた。
ちょうどそのタイミングで出前も届いたらしく、日向が受け取りをしてくれた。


「じゃ、乾杯」

「乾杯、お疲れ様」


日向が戻ってきてから届いた料理も並べ、冷えているビールを出してからソファに座って乾杯をする。
ぐいっとビールを飲むと、疲れが溜まっていたこともありいつもの何倍も美味しく感じた。
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