年上幼馴染の一途な執着愛
「日向が営業マンしてるとこ、見てみたいな」
「そうか?」
「うん。日向って人当たり良くて、昔からかっこよくてモテるじゃん」
「……」
「頭の回転も速いから、営業トーク上手いんだろうなって思う。見てみたい」
「……煽てても何も出ないぞ」
「そんなつもりで言ってないよ」
恥ずかしそうにそっぽを向く日向を追いかけるように覗き込み
「ん? 照れてる? かーわいい」
なんてからかっていると、
「うるさい」
そう呟いた日向がぐるりと顔の向きを変えて、
ちゅ、と。
反撃とばかりに私にキスをする。
「っ!?」
「ハッ、顔真っ赤じゃん」
「ひ、日向のせいでしょ!」
「あんまりにもお前が俺のことからかうから、仕返し」
へらりと笑った日向に悔しさが募り、バシバシその背中を叩く。
「ははっ、ごめんって」
「悪いと思ってないでしょー! 手出さないって言った!」
「お前が嫌がることはしないって言ったんだよ。嫌だった?」
「なっ……もう! 日向の馬鹿!」
恥ずかしさに負けて、逃げるようにまたお酒を煽る。
「おいおい、悪かったって。冗談だよ。それ以上はやめとけ。もう大分酔ってんだろ。帰れなくなるぞ」
「大丈夫だよ」
そう、言っていたのだけど。
さすがに飲みすぎてしまったか、頭がぼーっとする。
「おい、ほんとに大丈夫か?」
「うん。だいじょーぶだいじょーぶ」
日向の心配そうな声に頷くと、
「これ以上はダメ。今日はおしまい」
とお酒を取り上げられてしまった。