年上幼馴染の一途な執着愛
「それどうするの?」


私から取り上げた缶ビール。
日向はそれをしばらく見つめた後、


「俺が飲む」


と言ってそのまま飲んでしまう。

喉がごくりと鳴り、喉仏が下がるのがセクシーで。
私も唾を飲み込む。
一度缶を置いた日向が息を吐く。
その姿から何故か目を逸らせなくて、横顔をじっと眺めた。


「なんだよガン見して。どうした。悪酔いしたか?」


その横顔がとても綺麗で、見惚れてしまう。


「日向ってさ、Eラインめちゃくちゃ綺麗だよね」

「は? 何急に」

「ううん。ちょっと思っただけ。昔からかっこよかったけど、今はもっとかっこいいなって思ったの」


鼻が高くて、唇が薄くて。
まつ毛が長くてくるんとしてて、ぱっちりとした二重と大きな瞳がとても綺麗。


「……からかってる?」

「まさか。本心」

「……」

「私、日向の横顔好きだなあ」


あ、耳が赤い。照れてる。
照れ顔もかっこいいなあ。
そんなことを考えていると思わず口角が上がってしまう。

日向は何も言わずに私のビールの残りをぐいっと飲み干し、下唇をぺろりと舐めた。
その仕草がとても妖艶で、私の胸がドクンと大きく高鳴る。
そのまま私を流し見する視線。


「っ……」


捕えられたかのように、動けない。
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