年上幼馴染の一途な執着愛
「ま、まって……」

「待たない」


日向の瞳の奥が熱く揺れた後、首元に顔を埋めた日向に驚いて身体が跳ねた。


「ひゃあっ……ひ、なた」


耳の下に舌を這わして、そこから徐々に降りていって首筋をツー……と舌で撫でる。


「あ……あ、あ」


その刺激にぞわりとしている間に、日向の左手が私の服の中に入り込んできて胸を弄られる。


「ひ、ひなた、お願い、ちょっと待って」

「なんだよ……」


日向の肩を叩いてどうにか顔を上げてもらう。
恥ずかしすぎて死にそうだけど、でも。


「お願い、ソファじゃ嫌、なの。私……その、するなら……ベッドがいい、です」


リビングじゃなくて、ちゃんとベッドがいい。

自分でも恥ずかしいことを言っている自覚はあるし、多分今の私の顔は茹蛸のように真っ赤だろう。
見上げた先の日向は、一瞬でその表情を崩した。


「……まじかよお前……それは、反則」


「え? ……きゃっ!?」


日向が何かつぶやいたかと思うと、突然私の身体は持ち上げられてどこかへ連れて行かれる。
いわゆるお姫様抱っこというやつをされたのは初めてで、落ちないように思わず日向の首に腕を回した。


「……お前を束縛したくなる気持ち、少しわかった」


その言葉と共に寝室の扉を開けて、中にあったダブルベッドの上に優しく寝かせられる。
カーテンの開いた窓、月明かりが差し込んできていて、暗闇の中でも日向の顔がよく見える。


「俺、やばいかも」

「な、にが……」

「お前のこと、閉じ込めておきたいと思った」

「……え?」

「誰にも見せたくない。誰にも触らせたくない。俺だけのものにしたい」

「ひ、日向……?」


再びゆっくり私の上に馬乗りになった日向はそのまま私をぎゅっと抱きしめる。


「……夕姫」

「……」

「好きだ」

「……っ!?」


驚きすぎて、息が止まった。


「ずっと昔から、夕姫のことだけが大好きだ」


少しだけ離れた日向。
私にキスをするその顔は、とても妖艶に微笑んでいて。
色気を孕んだその表情が、私の胸をキツく締め付ける。
鼓動はバクバクと高鳴っていて、頭がおかしくなってしまいそう。


「その顔、俺以外に見せんじゃねーぞ」


そんな甘い言葉とともに、激しいキスが降り注いだ。

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