年上幼馴染の一途な執着愛

「今お椀によそうから待ってろ」

「うん」

「はい」

「ありがとう」


お椀を受け取り、一口ずつ冷ましながらゆっくり食べ進める。
出汁が効いていてとてもおいしい。身体も温まるし、何よりもその優しい味わいに心が満たされる。


「おいしい」

「良かった。食べられるだけでいいから、たくさん食えよ」

「うん」


日向も向かいに座り、コンビニで買ってきたであろうおにぎりを食べている。
私にはこんなに丁寧にご飯を作ってくれたのに、肝心の日向のご飯がコンビニだなんて申し訳ない。


「……日向もお粥食べて」

「俺はいいよ。夕姫が食べな」


そんな私の思いも察してくれているのか、優しく頭を撫でてくれた。


「日向も忙しいのにごめんね。いろいろありがとう」

「いや、俺が夕姫と一緒にいたかっただけだし。気にすんな。看病とは言え、夕姫の顔見れて良かったよ」

「……ありがとう」


日向は結局その後の後片付けまでしてくれて、私は寝ろと言われてしまいまた布団に逆戻りすることに。
次に起きると日向の姿は無く、


"また明日来るからゆっくりしてろ。食べ物は冷蔵庫の中に入ってるから無理せず食べられるだけ食べるように。他に必要なものがあったら連絡して"


というメモに書かれた手紙が置いてあって、心が温まる。
本当なら昨日、告白の返事をするはずだったのに。
日向の優しさに、私がさらに心を奪われただけだったのがなんとも悔しい。
そんな日向の看病のおかげか、熱はほとんど下がったようで身体が軽い。
浅井さんにももちろんお礼しなきゃだけど、日向にもちゃんとお礼しないと。
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