可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

 ルシアたちは、カーバンクルについて曲がりくねった坑道を歩いていった。

 ところどころに、魔晶石の核を埋めながら先へ進む。

 埋め込んだ先から、魔晶石が花開き、とても綺麗だ。

「それにしても、ルシア。なんで、君がこんなところにいるんだい?」

 ファクト子爵が尋ねる。

「お父様、実は……」

 ルシアは父に今までのあらましを話した。

 レモラから婚約破棄されたこと。そして、療養という名で王都から追放されたこと。挙げ句の果てには、この荒れ地に捨てられたこと。

 ファクト子爵の顔がみるみるうちに怒りで赤くなってくる。
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