可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「私がいないあいだに、そんなことになっているなんて!! 私が屋敷にいた頃はそんなそぶりを見せたことはなかったから、ローサさんをすっかり信頼してしまった」
ルシアは曖昧に笑った。
たしかに、父がいるときのローサはルシアに目をかけていてくれたのだ。
豹変したのは父が行方不明になってからだ。
「すまない、ルシア。さっそく、王都に戻って」
「いいえ!! お父様!! 気にしないでください!! 私はもうヒベルヌスには戻りたくないので!!」
ルシアは父の謝罪を遮った。
「もう、ジューレ侯爵家にこき使われるのはいやなのぉぉぉー!! いいかげん自由になりたぁぁぁーい!!」
ルシアは思わず本音を叫んでいた。