可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
病弱な母は、カイルの出産を機に里帰りをした。そして、療養を名目に、一度も王宮に帰らず、セファ領で暮らした。そして、カイルが九歳になる頃、亡くなったのだ。
母が亡くなったことで、王宮に連れ戻されたカイルだったが、宮廷での政争に巻き込まれることに疲れ、セファ辺境伯の孫として生きることを望んだ。
王宮で帝王学をひととおり学んだのち、カイルはセファ領へ戻ってきた。そして、ヒベルヌス王国へ留学するまでは、カイルはこの村に住み、領地経営を任されていたのだ。ルシアに紹介した工房は、もともとはカイルの家だった。
しばらく辺境伯の孫としてセファ領で暮らしていたのだが、彼がプラオット村を立て直したことがわかると、王宮へ戻るようにといわれるようになったのだ。
王宮に戻るのが嫌だったカイルは、逃げるようにしてヒベルヌス王国へ留学したのだ。
ヒベルヌス王国は、シグラ王国と違い魔導具が発展している国だからだ。