可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
騎士団たちは準備が整うと、目配せをして次の指示を待つ。
「操作始め」
「おう!!」
魔導具ホースから大量の水が噴き出す。
騎士団員たちは暴れるホースを押さえながら必死に放水する。
「風属性のものはできるだけ熱風を押さえろ! できれば散水を広範囲に広げろ!」
カイルが的確な指示をだし、自警団は後方支援する。
ルシアは魔導具を飛ばし、空から消火する。樽いっぱいに水を掬(すく)い上げ、上空から散水するのだ。
カイルはルシアに熱風が届かないように空気のバリアを張った。
そして、樽の水が落ちる瞬間、風魔法を使って広範囲に撒き散らす。
「カイル……! もしかして風属性の魔法を扱えるの!? すごい!!」
ルシアは驚くが、カイルにはその声が届かなかった。