可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
魔導具コントロールしながら、ルシアはびしょ濡れになる。
<これは、濡れるな。儂は水に弱いんだ。しかも、煙い、埃がすごい>
ウルカヌスは不満そうに、咳き込んだ。
<まったく、儂が万全だったなら、この程度の火>
ウルカヌスのぼやきをルシアは聞こえないふりをして、消火に励む。
そうして、夜が明ける頃、セファ領側の山火事は鎮火した。