可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「オイラたちだって待ってたんだから! あ、まって、すぐ蜂蜜レモン持ってくるね!」
ニィは急いでキッチンへ戻る。
するとバンクが走り寄ってきて、ルシアの肩に乗った。ほかのカーバンクルもつられるようにベッドやルシア、カイルの上に乗ってくる。
部屋中カーバンクルまみれだ。
「もー!! なにやってるの!!」
温かい蜂蜜レモンが入ったカップをふたつ持ったニィが部屋の惨状を見て怒る。
「ほら、どいて! 病人なんだからね!!」
プリプリとニィが言うと、カーバンクルたちは散っていく。あとにはカーバンクルがいたところにひとつずつ魔晶石が残されていた。