可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「キィ!」

 バンクは当然だと言わんがばかりに胸を張った。

 しかし、ルシアは困ってしまう。

「ウルちゃん、どうしたらいいかしら?」

 ルシアの問いかけに、ウルカヌスは咳き込んで答えた。

<一宿一飯の恩を返すのだ。貰っておけ。……人ならざるものの、恩を……無下に扱……う、と怖いことに……なるぞ>

 途切れ途切れの声に、ルシアは不安になった。
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