可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「え!? なに? カイルのペンダント?」

「僕のペンダントと、ルシアのペンダントは同じ物だったの?」

 ルシアとカイルは目を見張る。

 すると、ふたつのペンダントの蓋が自動的に開かれ、光とともに中からひとつずつ小さな歯車が現れた。

 そして、その歯車は交換するように、互いに入れ違う。カチリと歯車が嵌まった音がして、蓋が閉じられた。

 カイルのペンダントは静かに胸元に戻り、音が鳴りやむ。

 反対に、ウルカヌスのペンダントはルシアの首から外れ、部屋の中心に浮いた。そして激しく震え、眩しく発光した。

「そう、これこそが儂だ!」

 ウルカヌスは吠えた。
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