可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
カイルとレモラは唖然としてウルカヌスを見上げた。彼らにもウルカヌスの姿が見えたのだ。
天井からパラパラと落ちてきた瓦礫がレモラにあたり、彼は驚嘆した。
「……は? ここは地下室だぞ……?」
腰を抜かしたレモラが空を見上げる。
侯爵家の地下に大きな穴が開いていた。上は庭になっていたようだ。
ウルカヌスが開けた穴から、夜空の星々が輝いて見えた。
カイルは立ち上がり、魔導具の照明弾を空へと打ち上げた。そして、改めてレモラに剣を向ける。