可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「やめてよ。今までどおり、カイルと呼んで。淋しいよ」
カイルに言われ、ルシアは微笑む。
「そうね! カイル。身分が変わっても私たちの関係は変わらないもの!」
ルシアは満面の笑みを見せ、カイルはほっと安心した。そして、ルシアに向けた笑顔をしまうと、冷徹な目でジューレ侯爵に向き直った。
「ルシア嬢へは、先日の卒業パーティーで結婚を申し込んでいる。彼女への侮辱は僕への侮辱だと考えてもらおう」
カイルはそういうと、シグラ国王の紋章の入った証書を広げた。