可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「馬鹿を言うな! あの紋章は本物だ! それに、第三王子は青い瞳で、風魔法を使うと聞いている。間違いなく本人だろう。山火事も放置して逃げてきたバカ息子が! 学園でもトラブルを起こしていたのか!? これ以上シグラ王国と問題を起こそうというのかっ!!」
ジューレ侯爵はレモラを突き飛ばした。
「父上!」
「本当にお前は愚かだな!! ルシアの十分の一でも知恵があったら!! いっそ、あの子がジューレ侯爵家の息子だったら!」
ジューレ侯爵はレモラに吐き捨てると、ヨロヨロと立ちあった。