可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「すまない。ルシア。レモラが少し強引なことをしてしまったようだ。侯爵家の意思ではない。君ならわかるだろう? 幼い頃から家族同然に暮らしてきたじゃないか? レモラが愚かなことは君が一番知っているはずだ。今回も大目に見てくれるだろう?」
いつも高圧的に威張り散らしてきたジューレ侯爵が、ルシアに頭を下げた。
レモラは罪をすべて押しつけられて、呆然とする。
「そんな! 父上!」
「うるさいぞ! レモラ!! こんな素晴らしい婚約者がいながら、浮気をするお前が悪い!!」
侯爵が怒鳴る。